「とりまお茶でもどうぞ」

日頃思ったこととか

正義と悪、建前と本音


´ω`)ノども 前回更新から、もう1週間経ってたんですね、相変わらず仕事が忙しく、時間が経つのが早く感じている週刊お茶どうのちゃお♪ですこんにちは。

 


首都圏ではついにコロナ第二波が始まっているようですな。

 


東京を外してGoToキャンペーンが始まるそうです。

まぁ、苦肉の策なんでしょう。関係者の苦悩が伝わってきますねぇ。

 


TVでは「どこをどう考えても今やることが理解できない」なんてコメンテーターが無責任にコメントしてましたが、

 


それはこのコメンテーターの頭が弱すぎるから理解できないんじゃないの?

 

 

ぼくはこれだけ批判されても、やりたい側の意図もなんとなくわかりますゾ

(支持するかどうかは別として)

 

 


もちろんコロナ第二波っぽい兆候が出て、自粛すべき時期にGoToキャンペーンなんて!って声高に叫ぶ気持ちもわかります。

 


でも、東京を外してまで今GoToキャンペーンをやることが理解できないのは頭が弱すぎでしょう?

 


苦肉の策を講じても今やろうとしている理由は、もちろん地方の観光業、それに付随する全産業が死に絶えそうだからですよ。

 

 


実に簡単な理由です。

 

 


こんなこともわからないようでは、テレビのコメンテーターなんかやめちまえと思うんですが、まぁ、見ている人も信じちゃうんだろうなぁ。

 


自分や自分の旦那さんの勤め先が明日にも倒産って人は、テレビの正義っぷりに嫌気が差す人も、中にはいるかも知れませんな。

 

 

 


GoToキャンペーンの是非をぼくは論じているわけではないのです。

 

 

 


「GoToキャンペーンを苦悩しつつ、それでもやる理由は、十分すぎるほど理解できますよ」って話をしているわけです。

 


いや、たぶん小学生では、テレビコメンテーター並みに理解できないかもしれない と、思います。

 


中学生なら、早熟な人はわかるかな。あるいは家計が苦境に立たされているおウチの子供さんなら。

 


「なぜ今の時期にやる必要がある?」ってマスコミの煽りをただ鵜呑みにしている人、ちょっと考えてみましょう。

 


自粛が始まったのが3月頃からです。

 


ぼくも自営業していたからわかりますが、普通、中小企業なんて、3ヶ月も売上が激減あるいはゼロになったら、

 


まぁやっていけません。

 

 

ぼくなら速攻廃業します

 


大企業でも6ヶ月売上がゼロなら、倒産するレベルです。

 


すでに3ヶ月は終わって、倒産も廃業も増えていますね。

 


んで、この夏、夏の旅行シーズンに、なんにも手を打たなかったら、まぁ全滅するでしょうな。

 


国家予算を割いて、救援すべき?

 


いえ、一つの産業、その産業組織すべてを救えるほど、国家予算は多くありません。

 


なので、経済対策予算をさいて、キャンペーンをして、
『みなさんが旅行したら、その何%かは国家予算が補充しますよ』

 


ってやるわけです。これは死に絶えそうな企業、あるいは業界を数ヶ月生きながらえさせるよりも、『遥かに少ない予算』で、何倍もの効果を生み出すわけですな。

 


いわゆるレバレッジってやつですけれども、まぁ言葉はどうでもいいかな。

 


当然コロナは広まる可能性がありますな。

 


だけど、『なぜ今の時期?』って理由はわかるでしょう?

 


「地方の観光産業および、首都圏も含めた大小の旅行会社が死に絶え、全滅するのをなんとか生きながらえさせたい」って理由だし、
「死滅する前に手を打てるのは、もう今しかない」
というのが理由です。

 

 


じつに苦悩したことだろうなと、ぼくは担当者を、批判じゃなくて同情しちゃいますよ。マジで。

 

 

さて、テレビのズルさっていうのは、この現実を理解した上で、それを知らないフリして、政府批判のネタにばっかり持っていこうとするところです。

 


このような内容、テレビ関係者が知らないほど大バカじゃないと思います

(いや、もしかしたら本当に知らない大バカかもしれないけれど)

 


でも、今これ(GoToキャンペーン)で政府批判して、

 

 

さらにコロナが拡大して「ホラ言わんこっちゃない」って政府批判して、

 

 

さらに経済も’それでも’弱ることはわかりきっているので、弱ったら弱ったで、
(弱るのはわかっていて、それでも全滅を防ぎたいのでやるキャンペーンだからねこれは)
政府批判できますよね

 

 

無責任に批判する人って、どう転んでも自分に被害が及ばない形で、政府批判ができるわけですな。

 


じつにキモチいいだろうなぁ。

 


だって、命とか、正義を振りかざして、大手を奮って政府批判できるわけですから。

 


でも「なんとか経済も死滅させたくないと苦悩している人」が、無責任に政府批判している人よりも 日本のことを考えていないでしょうか?

 


もしかして、どちらかといえば、いろいろ批判を浴びつつも一生懸命手立てを講じようとしている人のほうが、むしろ真剣に日本のことを考えているとさえ、ぼくは言えるんじゃね?と思うんですけれどね。

 


それが正しいかどうかは別ですよ?

 


でも、正義マンの怖いところは、そういう一生懸命考えている人を、簡単に悪者にしてしまうところです。

 


だから正義って怖いなぁ ってテレビを見ていると思います。

 


何も考えずテレビを鵜呑みにして「政府はいいこと一つもしてない」って人いますけど、ちょっと思慮が浅すぎやしませんかね?って思うのですがいかがでしょう。

 

 

 


正義の話でもう一つ。

 


「正論」ってあるじゃないですか。

 


正論って
「公に主張しやすい正論」
と、
「公には主張しにくいけど、わりと多くの人が思っている正論」
があるんですな。

 


正義を振りかざす正論は、当然公に主張しやすいのは言うまでもないよね?

 


でも「公には主張しにくいけど、わりと多くの人が思っている正論」もわるわけですよ。

 


今回のGoToキャンペーンとか、
もはやコロナと共存しつつ、経済も立て直すべき

 

ってのは、「公には主張しにくいけど、わりと多くの人が思っている正論」の方なんですね。

 


正しい間違いを論じているわけではないですゾ

 


そうじゃなくて、(こんなの理解できないと批判するばかりじゃなくて)両方の考えを理解して、調和を図っていくってことも大切なんじゃなかろうか?
って思うんだよな。

 


まぁぼくが一番お花畑なんだろうな(笑)

 


ただ、「公には主張しにくいけど、わりと多くの人が思っている正論」ってのは、時々民主主義の矛盾みたいな形で世界でも見られますね。

 


例えば、
アメリカであれだけ民主党優勢と言われていたのに、蓋を開けたらトランプが大統領になっちゃった
とか、
イギリスでEU離脱なんて否決されると思われていて、国民投票したら、可決されちゃったマジでどうすんだこれ
とか、
原発って危険極まるエネルギー源だけれど、いまだ健在

 

とかね。

 

アメリカの例だと、民主党の進歩的な政策に多くの中間層が負担だけを強いられて不満を持っていたけれども公には主張できなかった ってところでしょうな。
イギリスもしかり。EUと話し合って仲良くやっていくってのは公には言いやすいですけれども、ギリシャとか援助だけしてもらってイギリスは損ばっかりって思っていたイギリス人が実は少なくなかったってところでしょう。
原発も、本音と建前が交錯している典型でしょうな。

 


これらって「正しい」「間違い」を論じる以前に、正義ばっかりが公に主張されて、公に言いにくい正論は表に出なかった結果なのかなと。

 

 

繰り返すけれども、「どっちが正しい」ということの結論を出すような問題としてここに話題として出したわけじゃなくて、

 

 

いろんな意見を、いろんな見方をするのって、大事なんですよ 

 

 

テレビの意見って、一見正義のように見えるけれども、批判を正面から浴びている人にも、その側にも、論理はあるんですよ

 

 

ってことを理解しましょうって話です。

 

 


じゃないと、まぁ、アメリカのBLM運動みたいに・・・ はならないか。さすがに日本は。

 


ということで、結論、

 


「お前の言うことはモットモだ、でも、こっちの行動はどうしてなのかな?ってちょっと考えてみよう」

 


くらいのキモチで、いろんな見方をできるようになっておきましょう。

 


じゃないと「チョロい」国民になってしまいますよ。

 


だって、今夜旦那が帰ってきたら失業してた、とか、生活の根幹に関わるほうも、じつは「命が大切」という同じくらい、大切だよね?人によっては。

 

 

 

 


ぼく?ぼくは失業してもたぶんそれほど落ち込まずに、「次はどういう仕事しよっかなー」って思いつつ、失業手当受けつつ、仕事選びを楽しむと思いますw

 


でもそうじゃない人がたくさんいることも理解できるもの。命だけじゃなくて、生活も大事だよな、やっぱ。

 


んじゃ( *`- ω -´)ノシ

 

 

ちゃお♪