TWINBIRD(ツインバード) ホームべーカリー PY-D537型を修理したゾ
´ω`)ノども 週刊おちゃどうです。
今日は異色の記事w
先日ウチのMK精工パン焼き機が壊れたんですよ。
結婚前に奥さまにプレゼントしたやつです。15年くらい?よく動いてくれました。合掌
うんともすんとも言わなくなっておそらく基盤かモーターが壊れたものと思われるのだけれども。
もしかしたらヒューズかもしれないと思って分解したけどヒューズがどこかわからずそのまま放置。
これによってどのようなことが起こるかというと、パンは買えばいいものの、焼きたてのフカフカのパンが食べられないだけではなく、
ピザの種を捏ねてくれるパン焼き機がないため、ピザを奥さまが焼いてくれなくなるということを示しているわけですな(手捏ねはめんどいものね)。
パンはまぁ別にいいとして、年に数回数百円のコストでピザ食べ放題パーティができなくなるのは痛い。
しかもクリスマス近し。
ということで家族が3人も増えたこともあり、オークションで500円の2斤焼けるパン焼き器を購入しました。
焼いてみたところですね。
パンが半分ほどしか膨らまない・・・(´・ω・`)
それでも食べると少々硬いもののおいしい。しかし500円モノは失敗したか・・・。
それでもう一度、その機種の説明書どおりの方法で焼いてみました。
(うちの奥さまは説明書どおりにせず、すぐに楽な方法でつくるのでその独自の方法が悪かったのか、パン焼き機が壊れているのか不明だったので、説明書通りにつくって、それがダメだったら、パン酵母の劣化かパン焼き機の故障となります)
そしたら、ベチャベチャのパンが出来ました
(もはやパンとも呼べないw)
・・・
( ̄o ̄) ・・・ワトソン君。君、なにか気がついたことはあるかね?
川* ̄ー ̄) ・・・壊れてるね。
( ̄o ̄) イヤ、何か変わったことなかったかい?
川* ̄ー ̄) そう言えば、一回目焼いた時、夜中捏ね始まって目が覚めて聞いてたんだけれど、コネの時間がすごく短かったよ。
( ̄o ̄) なるほど。ワトソン君。下を見てごらん?
この散らばったゴムの破片。
これはぼくが推察するに、ベルトのゴムが飛び散ったものだ。
ぼくが推察するにだよワトソン君。
一回目のパンを捏ねる工程で、途中でゴムが切れた可能性が考えられるね。
君はだから、「やけに捏ねが早く終わったな」と感じるのは正しい感覚だったということかもしれない。
そして2回目は完全にベルトが切れてしまっているので、切れたベルトのままモーターが回り、捏ね工程が行われなかった可能性がある。
だからこそ、この有様というわけだ。
意外にこの考察は合っているかもしれないよ。
川* ̄ー ̄) 新品買おう!
( ̄o ̄) いやいやその結論に達するのは時期尚早というものだよ。
ぼくも最初はそう思ったさ。
でもぼくは自動車やパソコンも修理できることを忘れていたよ。
このパン焼き機はそれよりずっと原始的な機序で設計されている。
つまり、
このパン焼き機は、否、宇宙はこれをぼくが修理することを求めていると考えられないかい?
川* ̄ー ̄) ・・・ぜんぜん思わない。
( ̄o ̄) 君はそうだろうね。でもぼくは感じるんだよ。
このパン焼き機がぼくに修理されたがっているということをね。
ということで、分解してみました。
裏はゴム足の中に通常の隠しネジ4本と意地悪なネジ2本で留められています(分解してくれるなよ!っていうメーカーの無言の牽制を感じますなw)
意地悪ネジはラジオペンチでつまんで回すしかないなこりゃ
そして御開帳
(ノ∀`)アチャー
予想通り、
モーターと釜の羽はベルトで動力を伝達している。
かつ、そのベルトは滑りにくいタイミングベルト(歯車のコマがあるベルト)が採用されている。しかも・・・
モーター、羽の軸ともに、ベルトのドロドロに溶けたゴムがべっとりついている。
ベルトはファイバーで補強されているがゴムが溶けて、ファイバーが露出し、切れて軸にぐちゃぐちゃに引っ絡まっている。
タイミングベルトのコマは、全てバラバラに飛び散り、散乱している(最初の写真ね)。
ということはワトソン君。これを全て掃除し、新しいゴムに交換すれば修理できるかもしれないということだよ。
幸いにも、君が数年前に使い切れないほど買ってくれた新品の竹串(焼き鳥用)が腐るほどある。
かつ、ベットリついたゴムを溶かしとる有機溶剤(いわゆる除光液みたいなやつ)も腐るほどある。
これらを駆使すれば、これの掃除は比較的容易に終わるだろう。
ということで、竹串にボロTシャツを巻いて有機溶剤を染み込ませ、歯車に固着したゴムを丁寧に取り除くとしよう。
(30分もしないできれいになりました。竹串と有機溶剤大活躍w)
・・・
出来たよワトソン君。
あとはベルトだ。歯車のコマとコマの山と山との間隔は、君のおばあちゃんからいただいた裁縫用のビニールメジャーで測ったところ、キッチリ3mm。
モータの歯車と羽の歯車を同じメジャーで巻いて測定したところ、円周はキッチリ570mmだ。
・・・この機種は安価な大量生産品ときている。
つまり、このベルトはこの機種専用に設計、生産されたものではなく、規格品を使用している可能性が高い。
今はネットの時代だ。
パン焼き器メーカーが部品を売ってくれなくても、ネットで探せば簡単に手に入るだろう。いい時代だとは思わんかねワトソン君!
ファイバーで補強された、ピッチ3mm、長さ570mmのタイミングベルトをグーグル先生に聞けばいいのさ。
・・・
ということで、あっさり見つかりました。さすがグーグル先生。
一週間ほどで届きました。
これを自転車のチェーンを掛け直す要領で取り付けて修理完了!
川* ̄ー ̄) ・・・治っちゃったね。
( ̄o ̄) いやいやワトソン君。
そう結論付けるのはまだ早い。
このパン焼き機が壊れた原因が、
果たしてゴムの劣化にあったのか、
それともモーターの劣化によりゴムに負担がかかって、まだまだ健全であったろうゴムがいとも簡単に切れてしまったのか?
それはまだわかっていないんだ。
つまり、これで数回パンを焼いてみて、またすぐにゴムが切れたらモーターが原因ということになる。
そうなればぼくは君の潜在的な願望どおり、潔く新品を購入するつもりだワトソン君。
ぼくは宇宙の要望に全力を尽くした。
君は新品の最新パン焼き機を購入できる。
つまり、このパン焼き機が壊れて初めて我々二人の願望が叶ったことになるというものだよ。
さぁ、それは忘れて、まずは美味しいパンが焼けるかどうか今すぐ試してみようじゃないか!
川* ̄ー ̄) あ・・・
パン酵母買ってなかった・・・
(´・ω・`)ショボーン・・・
ちゃんちゃん
んじゃノシ
ちゃお♪
追記:その後、2回は順調に焼けました。
これでクリスマスは子どもたちが楽しみにしているピザパーティできそう。